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なし(梨)  英語名・・・Japanese pear

輸入される果物が多い中、季節を(旬)感じられる数少ない果物のナシが今回のお題です。
 成分表の記述にあたり、科学技術庁
 資源調査会編(五訂日本食品標準
 成分表)
 より引用いたしました。
100g当り
エネルギー(kcal)
43
蛋白質(g)
0.3
脂質(g)
0.1
糖質(g)
11.3
食物繊維(mg)
0.9
カロテン(μmg)
0.0
カリウム(mg)
140
カルシウム(mg)
2.0
ビタミンC(mg)
3.0
バラ科で日本ナシ・西洋ナシ・中国ナシに大きく種類が分けられます。野生種はユーラシア大陸に分布しています。
日本ナシは野生種を改良した、中国から入ってきたとも言われています。栽培は古く奈良時代から行われています。
日本ナシ・・・シャリシャリとした食感。
        赤ナシ 皮が茶褐色。幸水、豊水、新高ナシ(普通の
        ナシの2〜3個分ある大きさ)など。
        青ナシ 皮が緑色がかった色。二十世紀など。
西洋ナシ・・・ねっとりした食感。
        ひょうたんのような形のナシ。ラ・フランスなど。
中国ナシ・・・ヤーリーナシ(別名鴨ナシ)など。
  ナシの成分は90%が水分で、たっぷりの果汁は喉の乾きを潤すだけでなく、体を冷やす作用もあるので暑気あたりに効果があります。二日酔いにも効果があります。
(カリウムに利尿作用があるためでもあります。)
 
  肉類などの蛋白質を分解する作用のある消化酵素のプロテアーゼがあり、胃腸保護に効果があります。
(固めのお肉にすりおろしたナシを漬けるとお肉が柔らかくなりますよ。タレに使っても)
その他アスパラギン酸があるので疲労回復、スタミナ増強に効果があります。
種に近い果肉はザラザラした食感ですが、石細胞という物質で消化がよくないので胃腸の弱い人には
食べない方がいいでしょう。
 
  良いナシを選ぶコツは、しっかりと全体的に色づいている、触って固い、大きさの割に持って重たい物です。
表面に傷や黒い斑点があるものは避けましょう。
赤ナシには丸いものよりちょっと扁平な形のものが糖度が高いです。反対に青ナシは変形していない物がおすすめです。
 
常温で置いておくと、どんどん熟して日持ちが悪くなります。乾燥にも弱いので保存用の袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。  
  保存のし過ぎでちょっと美味しくなくなったら、ジャムやコンポートに加工してはいかがでしょう?  
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スイカ(西瓜)  英語名・・・Watermelon

海水浴などのアウトドアにはスイカ割りをして盛り上がりますよね。そんなスイカが今回のお題です。
 成分表の記述にあたり、科学技術庁
 資源調査会編(五訂日本食品標準
 成分表)
 より引用いたしました。
100g当り
エネルギー(kcal)
37
蛋白質(g)
0.6
脂質(g)
0.1
糖質(g)
9.5
食物繊維(mg)
0.3
カロテン(μmg)
830
カリウム(mg)
120
カルシウム(mg)
4.0
ビタミンC(mg)
10
原産は南アフリカの砂漠地帯、サバンナ地帯で日本には中国からと16世紀の長崎にポルトガル人が来航したときに入ってきました。
明治時代に品種改良され大型種が主流でしたが、高度成長化の日本では核家族化が進み、スイカも小型化されていきました。(食べる人が減ったのと大きいと冷蔵庫に入らないのもあったんでしょうね。)
  種類は150種以上あり、主に果肉が赤い赤肉腫が生産されています。果肉の色が黄色の物もありますし、皮が真っ黒に近い色(縞模様が無い)黒皮スイカや小さい楕円形をした小玉スイカ、15kgもの大きさになる黒部スイカなどあります。十何年か前に流行った種無しスイカは発芽させる事が難しいためほとんど栽培はされていません。  
スイカの名前の由来は、中国の西から来た瓜で「西瓜」。英語名でのWatermelonは水分を沢山含んでいるので「水の瓜」。江戸時代には「水瓜」とも呼ばれていたようです。
スイカはほとんどが水分で、喉を潤したり、体温を下げたりする効果があります。糖分は主に果糖でエネルギー転換されやすい性質があり疲労回復に効果があります。
アミノ酸の一種シトルリンは利尿効果が高くむくみを軽減させます。果肉より皮や種に多く含まれています。
よいスイカを選ぶコツは、縞模様がはっきりしている、艶がある、持つとどっしりと重いものです。よく叩いて音で判断もしますね。ポンポン、コンコンと澄んだ音がいいです。鈍い音は熟しきっていたり内側に空洞があったりするので避けた方がいいです。丸のままのスイカよりカットしたものの方がよく見かけます。カットしてあるときは、種が黒いものが多い、皮が厚すぎない、果肉の色が鮮やか、スジが無いものです。空洞が目立つものは避けましょう。
丸のままだと冷蔵庫に入らないときは、半分に切って切り口にしっかりとラップをします。水分が飛んでしまうと甘味も薄れてしまうからです。(なるべくなら食べる前に切り分けて1時間位冷蔵庫で冷やすことが望ましいですけど。)
切り分ける時は黒っぽい縦じま模様に種が多いので、模様を避けて切り分けた方が食べやすいです。(縞模様を外側にすれば種が除きやすいですよね。)
暑いときはジュースでなくスイカで暑気払いのほうが効果は高いです。この夏ぜひおためしを。
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ブドウ(葡萄)  英語名・・・Grape

スイカとブドウの種を食べたら「おへそから芽が出て来るよ。」と小さい時に脅かされた方もいるのでは?のブドウが今回のお題です。
 成分表の記述にあたり、科学技術庁
 資源調査会編(五訂日本食品標準
 成分表)
 より引用いたしました。
100g当り
エネルギー(kcal)
59
蛋白質(g)
0.4
脂質(g)
0.1
糖質(g)
15.7
食物繊維(mg)
0.5
カロテン(μmg)
21
カリウム(mg)
130
カルシウム(mg)
6.0
ビタミンC(mg)
2.0
原産は黒海とカスピ海に挟まれたロシアのコーカサス地方と北米東部といわれています。日本の多湿には北米産のブドウの苗が適していて品種改良され山梨県勝沼で最初に多く栽培されました。生食用とワイン加工用のブドウがあります。
今回は生食用のブドウについてお話します。
  ブドウの種類は黒系、緑系、赤系の3種類に分別する事が出来ます。
 黒系・・・巨峰、ピオーネ、ベリーAなど
 緑系・・・マスカット(アレキサンドリア)、ネオマスカット、ロザリオ
      ビアンコなど
 赤系・・・デラウェア、レッドグローブなど。
巨峰は8月に近くなるとよく見かけます。
マスカット=アレキサンドリアは高級品でブドウの王様。岡山県が有名ですね。8〜9月出荷されます。
デラウェアは種無しブドウで糖度が他のブドウの2倍近い22〜23度あります。果物の中でもトップクラスです。
 
ブドウの表面には白い粉のようなものが付着していますが、これはブルーム(果粉)と呼ばれる油脂成分です。病気や乾燥から実を守るためにブドウ自身が出す物質です。農薬ではないのでご安心を。
ワインブームで有名になったポリフェノールは、種、果皮に多く含まれています。抗酸化作用があり、ガン予防、老化防止、動脈硬化予防に効果があります。レスベラトロールという物質もガン予防にきくといわれています。
黒系、赤系の紫色の色素はポリフェノールの一種アントシアニンです。(詳しくはブルーベリーの項参照)
酸味の成分は酒石酸、リンゴ酸などで消化を助ける働きをします。
よいブドウを選ぶコツは、実に前述のブルームがきれいについているものが新鮮です。房の形が整っていて、実が脱粒していない。皮に張りがあって割れたり潰れていないもの。柄は太く、褐色に変色していないものも新鮮です。
黒系、赤系は色が濃い、緑系はやや黄色のものがいいです。
(脱粒するころにはカビの発生も多くなるので注意してください。)
ブドウは房の上の部分の実が甘味は強いです。下の部分と交互に食べると味を満遍なく楽しむ事ができ
ます。一度おためしください。
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クリ(栗)  英語名・・・Chestnuts

煮物やご飯でホクホクして秋の味覚といえばの栗が今回のお題です。
 成分表の記述にあたり、科学技術庁
 資源調査会編(五訂日本食品標準
 成分表)
 より引用いたしました。
100g当り
ゆで
エネルギー(kcal)
164
167
蛋白質(g)
2.8
3.5
脂質(g)
0.5
0.6
糖質(g)
36.9
36.7
食物繊維(mg)
4.2
6.6
カロテン(μmg)
37
50
カリウム(mg)
420
460
カルシウム(mg)
23
23
ビタミンC(mg)
33
26
ブナ科で日本には柴栗が原種とされ、外来種の栗と改良して現在の栗になったと言われています。中国から入ってきたともいわれています。奈良時代には食用として栽培も行われていました。栗の種類は大きく分けて4種類あります。
日本栗、中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗とあります。(韓国栗をいれて5種類とも言われています。)茹でて食べる習慣があるのは日本だけで、他の種類の中国栗は天津甘栗のように焼き栗として、ヨーロッパ栗はマロングラッセなどの砂糖漬けに加工されます。中華料理に鶏肉との炒め物がありますね。
  日本栗と他種類の栗の大きな違いは、鬼皮と渋皮の剥きやすさです。日本栗は皮を剥くのが大変ですね。反対に天津甘栗は簡単に剥くことができます。  
  栗の成分は主に糖質です。糖質はエネルギーに変わり、脳の働きを活発にし、体(筋肉)の動きに大変重要な働きがあります。糖質をエネルギーに効果的に変える作用があるビタミンB1も含んでいるのでさらに効率が良くなります。その他ビタミンC・Dも含んでいます。
消化が良いので胃腸の弱い人にもお勧めです。渋皮には緑茶などにも含まれているタンニンがあり、抗酸化作用があるので生活習慣病に効果があります。渋皮煮で渋皮を食べる事ができますのでお試しください。
 
良い栗を選ぶコツは、表面は艶のある茶色〜褐色をして、丸みがあり持って重たいものです。傷や穴があいている物は虫食いであることが多いので避けましょう。
栗は鬼皮が硬くなかなか剥きづらいですね。そんな時は水に一晩ひたすか、お湯に1時間位ひたせば剥きやすくなります。栗を剥いて生のまま冷凍ができますし、渋皮をつけたまま硬めに茹でても冷凍ができます。
皮を剥かずに保存するときはビニール袋に入れて冷蔵庫で。
下処理がちょっと大変な栗ですが、栗ご飯やデザートで秋の味覚を堪能してはいかがでしょう?
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